バリヒンドゥー教の新年のお祭りを体験するバリ島旅行2019年のニュピ(静寂の日)は3月7日
ニュピ(静寂の日)とは
バリ島に暮らす人々の約90%はバリヒンドゥー教徒、その宗教暦の元日にあたるのがニュピです。2019年は3月7日がその日にあたり、この日は「静寂の日」とも言われ、観光客を含めバリ島内にいるすべての人々が朝6時~翌朝の6時まで、静かに新年を迎えることが義務付けられています。そのため、ホテルの敷地からの外出は禁止、電気の使用も制限され、街中のお店や空港も休業となり、せっかくのリゾート滞在が制限されるイメージが強く抱かれます。
ところが、外出制限があるのを逆手に取れば、お出かけ好きの日本人もこの日ばかりはリゾート滞在に集中してリラックス。そして夜になれば満点の星空を望むことが出来ます。普段日本で生活している中で周囲が静寂に包まれる日は貴重なので、1年に1度のバリ島の静寂の日をお得にお楽しみください。
ニュピ前夜祭「オゴオゴ」
ニュピの前日は静寂の日とは反対に、とても賑やかな前夜祭「オゴオゴ」が催されます。バリヒンドゥー教徒にとっては、地上に降りた悪霊を追い払うとされている日です。バリ島中の村や団体では多くのお供え物が捧げられ、僧による儀式が行われます。日が沈んだ後は、悪霊が憑依しているとされる巨大な神輿の「オゴオゴ」を地元民が担いで伝統楽器を鳴らし練り歩く姿が見られます。世界でも珍しい光景は、一生の思い出に残ることでしょう。